登記とは?を理解する為には、
「登記がなぜ必要なのか?」
という観点で考えるとわかりやすいです。
不動産登記制度はどうしてあると思いますか?
不動産は金額が大きい財産なので、これが誰のものであるのかという事実を公示(みんなに知らせること)する必要があり、それを実現するための制度です。
商業登記制度はどうしてあると思いますか?
権利の帰属主体というのは自然人(わたしたちひとりひとり)と法人があります。自然人は実体があるのでその人がいれば誰でも認識できます。一方で法人はわたしたちと同じように様々な権利を持つことができる主体でありながら、わたしたちとは異なり、実体がないため、その存在を公示する必要があります。
司法書士はなぜ必要だと思いますか?
不動産や法人等の権利の発生・変更・消滅については厳密な手続きが必要で、その手続きに精通した司法書士という資格者が必要になります。
つまり、登記とは?
法律で定められた様々な権利等(例えば不動産の所有権・抵当権や法人の名称・所在地・役員構成・資本金等)に関する一定の事項を登記簿に記載することにより公示し、権利の保護、取引の安全を図ること。という意味になります。